2013年02月13日

温もりを伝える直線裁ちの着物文化!(*^_^*)

ブログの検索ワードを見ていて気になる言葉がありました。
そこで私も同じ言葉を入れて検索してみると懐かしい記事に出会えたのです。(*^^)v

2007年09月10日


着物はなぜ直線裁ちで仕立てたのでしょう。

最近若い子との会話で(・・∂) アレ?と思う時があります。

「着物は解くために直線裁ちで縫ってあります。」と、私が説明した時に

「解くって何ですか?」と、聞き返す子がいます。

最近は家庭の中で親が裁縫をしなくなったのかな?

布を縫う事は知っていても、糸を解く事を知らない子が時々います。

私は古い銘仙を解きたい子には解かせます。
洗い張りに出して一反の布に戻った着物を見せると、直線裁ちの意味を理解してくれます。

自分の手で糸を切り解いた着物には特別な思いを感じるようです。
その特別な思いが着物本来の直線裁ちの意味だと理解してくれたら幸せです。

親が子供の為に自分の着物を解いて洗い、自分の手で仕立て直した先人の思いには、
着物に対する温もりを感じます。


現代は着物に触ると「汚しては駄目!」
少し汚せば「染み抜き!染み抜き!」と、顔色を変えて騒ぎ出す。

現代は高価な絹の着物を買い,物質的には豊かになったのかもしれません。

「しかし、高価な物ほど人が遠ざかる。」と・・・・独り事。



へ〜、昔も今も伝えている事はほとんど変わって無い!!!!!!!!!!

前回のプチ再開でも同じように直線裁ちの意味を伝えていたのです。
すると着物好きな子が目を輝かせて

「私も着物を解きたいです!」

「エッ、解きたいの?」

「ハイ、和裁にも興味があります」

と、こんな会話があり、次回までに解き用の着物を出しておく約束をしました。(*^_^*)


着物を売る人のホームページでこんな記事を読んだ事があります。

「タンスにある古い着物はカビ等が生えて健康に悪い!」

要するに古い着物は捨ててしまい、新しい着物を買いなさいと教えているのです。
これはこれで商売としては正しいのかも知れません。

しかし、ほんの少し着物文化を掘り下げて考えれば、墓穴を掘っているのです。

「この晴れ着は娘さんやお孫さん、上手に手入れをすれば曾孫さんも着れますよ」

こんな風に受け継ぐ温もりを伝えれば何十万円もする着物でも価値が生まれます。


それを「タンスにある先代の着物は着ると病気になる!」と伝えているのです。(^_^;)

良識のある着物屋さんなら干してカビを落とす知恵を与えると思います。

アッ、2007年当時に解いて反物に戻した着物がこれです。

001.JPG

着物は浴衣を解いても振袖を解いても同じ形の直線に裁断した八枚の布になります。
振袖は袂の部分が長いだけなんですよ。(*^_^*)

昔の着物は百年後に解かれても笑われない手間暇を掛けた仕事がしてあります。

今は日本中で着物産地が消滅の危機だと騒がれているようですが、
その横で解けば買った当時の反物に戻せる着物が捨てられているのです。

着物を扱う人達は、まず本来の着物文化を伝える事が何よりも大切だと思います。

着物文化の復活があるとすれば、

日本におかしな着付け教室が誕生する50年前に立ち戻る事が一番早いのです。

残念な事は、
着物振興とか着物文化の継承を御旗に掲げている場所を覗くと、
今のおかしな着物文化を創り上げた人達が顔を並べて座っている事です。


そんな大層な組織や団体を作らなくても、

「着物は難しく考えないで普通に着れば良いんですよ」

この一言で和みの着物文化は復活すると思います。(*^^)v

posted by kiraku at 09:35| Comment(7) | 着物を着る知恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月18日

背中のラインは水平に・・・

仕事が終わってから「着らく」へ
四回目の子がピンクの化繊で苦労をしていました。

その前に電球が明るすぎる事が気になってしまい考え事・・・・
もう少し笠を高くすれば明かりが目に入らない高さになり部屋全体が明るくなる。
しかし、そうすると先生がかなり高い踏み台に乗らなければスイッチが・・・・
踏み台から転げ落ちて骨でも・・・・
やはり紐のスイッチを取り付けた方がいいか・・・

等と考えながら化繊で苦労している子に目をやると・・・
まだはしょれないで苦労している。

これはイカン!

黒い化繊の着物を取り出して前に立ち、

「今から天才バカボンをやるから見てなさいよ」

「化繊の着物は一番扱いにくい着物だけどね。
その前にはしょる手の位置が高すぎる。」

「着物を持つ手と背中のラインが水平になるようにすれば簡単!」

その子に衿先を持った手を広げてもらい背中と手のラインを鏡で見てもらいました。

両手を広げた背中と両手のラインが背中を中心にV字になっています。

これでは前で合わせる時に形が取れません。

そこで私が背中のラインに沿って腰紐を持ち、
水平のラインが分かるように大きめにはしょると分かってもらえました。

しかし、私のスタイルは天才バカボンになります。(笑)

両手で持ち上げて広げた時にピンと張る背中のラインが水平になる位置で衿を持つ。

これは人それぞれの癖です。

その癖を的確に教えてあげれば簡単な事です。
これを何十人も前に並べて説明しても無理!

着方は人それぞれの個性と癖を正しい方向に手直しする事です。

人に着付けるなら他装の世界ですから何十人いても関係ないと思います。

徒然日記
人には生まれつきの癖と経験から生まれた癖があります。
生まれつきの癖はなかなか直りません。
しかし、経験から生まれた癖は正しい答えに気付けば簡単に直せます。

着物の着方も人生の生き方も同じだと思います。

最近は深く物事を突き詰めない時代になりました。
と、言うよりも突き詰められない時代です。

携帯でテレビが見れる!
光が画像や言葉を運ぶ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
物の進歩は突き詰めて考えても無理です。

しかし、人付き合いまで上っ面で流されては悲しい気がします。
人は機械ではありません。

そんな事を感じる事が最近増えました。
人と話をしているのか?機械と話をしているのか?

そんな気持ちの時に平原綾香さんのなごり雪をラジオで聴きました。

遊びに来ている子に聞いたら今度ベストアルバムが出るそうです。
「これは買わなくてはいけません。」

それと、また手巻きのボンボン時計を買ってしまった!
これは自宅用です。
ゼンマイを緩める振り子のリズムで生きようかと考えています。
振り子のリズムがのんびり過ぎてイライラを感じるとしたら・・・
人の顔は穏やかではないと思います。

今日から手巻き時計の振り子のテンポが、心のテンポになる様に心掛けます。(^^)

体はどんなに忙しくても、心のテンポはのんびりと動かしたいですね。

posted by kiraku at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物を着る知恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

着物にお金は使わない!短い裄は簡単に出せます。

「着らく」では着物にお金を使ってはいけません。と,教えています。
世間では無料で着付けを教えている場所もたくさんあります。(内容は別問題!)
着物は買わなくてもお母さんのタンスや親戚のタンスにたくさん眠っています。
子供世代の人達は着方を覚えると,お金を使わないで上手に着物を集めます。

ゴミ問題の解決策は物を買わない事ですね。
ある物を使う知恵が着物文化です。

四角い風呂敷を肩に羽織り,衿をつめて前で合わせて下さい。
その時に肩から腕に掛かる風呂敷の先の位置を見て下さい。
次に,少し風呂敷を両肩から落とすようにして下さい。
首周りと胸周りが広がり腕に掛かる裄の長さが長くなります。

着物の裄は仕立て直さなくても3〜5センチ伸びます。

これが着方の知恵です。

留袖や訪問着の衿が広衿になっているのは、
娘や孫が着る時に,仕立て直さなくても衿を広げれば裄を長くして着られる知恵です。

普段着の着物は幅の狭いバチ衿になっています。
これは仕立て直して娘や孫に譲る着物だからです。

古い写真を見ると,昔の人は胸周りの衿をつめないで襦袢の色や柄でオシャレをしています。

着方は無駄なく楽に着る知恵です。


お金を溝に捨てて着物をタンスに詰め込む前に・・・
着る知恵と工夫を持つ事をおすすめします。

せめて着物に携わる人達が(作る人・売る人・着付けを教える人)
着物の形と温もりを本当に理解していたら,
着物文化はここまで衰退しなかった。
と,私は今でも思っています。

着物文化には千年の歴史があります。

和の文化とは人の和を保つ奥の深い意味があります。
着物を着る事が和の文化ではありません。


posted by kiraku at 09:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 着物を着る知恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

着物と洋服を区別する「御着物」の考え方が間違い!

私は着方を覚えた人に常々お願いしている事があります。

「本来の着物は洋服より楽な衣服です。
 洋服と着物を区別する気持ちがあると、
 着物が自然な姿にはなりません。」


着方を覚えると自然に理解できる事も、
最初は意味が理解できない人がほとんどです。

着方は慣れの世界です。

着物を着たままコンビニまで買い物に行く。
友達と一緒に近所の喫茶店に行く。
そのうちに着物と洋服の区別が自然となくなります。

着物が好きな人は年齢に関係なく、着方の世界を理解していきます。

最近は普段着のウール着物が見直されはじめ、着物店にも問い合わせがあると聞きました。
残念な事にウールの着物を持っている小売店は少なくなっています。

この事も本来の着物の世界で考えれば、おかしな事です。
古着の市場ではウール着物はただ同然で売られています。

着物はリサイクルする為の直線裁ちです。

現代では考えられない可愛い柄のウールが古着の市場ではただ同然で売られています。
解いて洗い張りに出せば立派な反物に戻ります。
洗い張りなら六千円も出せばどこの着物店でもやってくれます。
(解き代を請求されたら自分で解く事)
それを仕立てた方が反物を探すより安上がりです。

江戸時代も古着屋は立派な商売でした。
古着市場の賑わいは着物文化が正しい方向に戻っているだけかも知れませんね。

posted by kiraku at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物を着る知恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

着物を着るには形の意味を理解する事。

一般的に着物は左右対称の衣服です。

襦袢も着物も背中心が大切!と、言われます。

洋服に慣れてしまった現代人には聞き慣れない言葉ですが、
「背中心を合わせる」これは左右対称に作られた着物を着る時には大切な事です。

着物を着て中心がずれていると袖の長さが左右違ってくるからです。

襦袢の中心が右に1cmずれていると、右手の袖が1cm長くなり、左の袖が1cm短くなります。
そのまま着物を中心で着ると襦袢の袖が右は出てしまい、左は足りなくなります。

中に着る襦袢と合わせて考えると背中心の大切さが理解出来ると思います。

左右対称の着物にも例外はあります。

私の着物は残念ながら左右対称ではありません。
左の袖が2cm長く作ってあります。
それは私の左手が右手より2cm長い!
自分の体型に合わせて作れば自然な事です。

球技などのスポーツをしている人は、
利き手が長いので左右対称に作ると反対に困る事があります。
そんな時は少しだけ長い手の方にずらして着るのも知恵の一つです。
posted by kiraku at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物を着る知恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする