2007年09月29日

古着の買い方、着方のあれこれ

アンティークの着物を買ったけど・・・
サイズが合わなくて上手に着れない。
こんな経験をした人は多いと思います。

昔の着物は親から子へ、
まったくサイズの合わない着物は親が解いて仕立て直しました。

最近は昔に比べると子供の身長も大きくなり、
古い着物をそのまま着るには工夫が必要になります。

丈が足りない!
身幅が足りない!
裄が足りない!

小さな着物を大きな人が着ると見た目をごまかすのは難しいですね。

丈が足りない時はおはしょりを作らなければ簡単に解決します。
真ん中を裁断して生地を足して長くする人がいますが、
そこまでするなら仕立て直した方が良いと思います。

身幅の足りない着物は程度にもよりますが、前の合わせである程度加減できます。

問題は裄の足りない着物です。
タスキをすれば簡単ごまかせます。しかし、外に出るには問題あり!
そんな時は袖だけはずして縫い代分だけ出す事もできます。
(頼んでもそんなに高くはありません)

反対に大きな着物を小柄な人が着る場合はどうでしょう。

丈が長すぎる!
身幅が広すぎる!
裄が長すぎる!

これも程度によりますが、そのまま着るとこちらの方が厄介です。

着物を広げると一枚の布を広げたようになります。
そこに手を通す袖が付いているだけの衣服です。


着物を一枚の大きな風呂敷だと考えて下さい。
小さな風呂敷を大きな人が体に巻きつけるより、
大きな風呂敷を小さな人が巻き付ける方が後の始末が大変だと容易にわかります。

 

小柄な人が大きな着物を着る時は少し苦労します。
でもアンティークの世界では得をします。

古い着物は小柄なサイズが多いからです。

古着を買う知恵!
アンティークの着物を買う時は巻尺を持って行く事をお勧めします。

丈は(着物を伸ばした状態で肩から下までの長さ)
自分の身長と同じであればバッチリです。
首から頭の先までがおはしょりを作る長さになります。

裄は首の後ろのグリグリしている骨から手を横に伸ばした状態で手首のグリグリの寸法を頭に入れて下さい。
裄の寸法は肩の肉付きなどで多少変わります。
1cm位の誤差は大きめを選びましょう。

自分の着物がある人は裄の長さを測って下さい。

これが着物を探す前の準備です。

アンティークの着物は探す事が楽しさで、買う事は考えないで見て回って下さい。
財布の中に5千円以上のお金を持たない事が知恵です。

見ているだけで着物を見る目が養われます。

見る目と常識が付いたら五千円の範囲で買い物をする事をお勧めします。

着物に対する考え方で大切な事は・・・
一枚の大きな風呂敷を体に巻くだけの簡単な衣服!
これが着物文化として平安時代から千年以上も続いた着物本来の姿です。

出来るだけ自分の体型にあった「風呂敷」を探す事です。
posted by kiraku at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 古着の買い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする