今日は久しぶりに「はしょり」の意味をお伝えしますね。(*^^)v
まず長い着物を「短くはしょる」理由は何だと思いますか?
ヒント!
昔の人達は長い着物はロングドレスとして長いまま着ていたのです。

ロングドレスは万国共通の常識として長いまま着るのが正式です。
その豪華なロングドレスを見たら誰でも一度は着てみたいーーーー!!!!
しかし、これも万国共通の常識として、
ロングドレスを着ていた人達は自分で家事をする必要のない人達だったのです。
「それでもロングドレスは着たい!!!!!!!!!」
アッ!お手伝いさんを雇う代わりに、
長い着物をはしょって家事をすれば問題解決!!!
(*^^)vヽ(^。^)ノ(#^.^#)
これが長い着物をはしょり始めた理由なのです。
豊かになれば長い着物に憧れるのは自然な流れです。
この子達のはしょりが長いのは
「私はこんなに長い着物を着ているのよー!」と、
はしょりの大きさで長い着物を自慢している着物姿になるのです。

では、このオレンジ名札で着物に着慣れた子達が、
はしょりをモコモコさせている理由は何だと思いますか?
答えは、
「お茶会ならきれいに整えるけど、
普段はいちいちめんどくさい!」!(^^)!
着ている本人も周りの友達もはしょる意味を知っているのです。
意味を知って着れば凛とした着物姿になるのです。
私は着慣れない子に対して始末の仕方は教えます。
しかし、着慣れた子の着物姿には意味があるのです。(*^^)v
あきこさん!ここからが本題です。
戦後の日本に突然現れ!
着付け教室なる看板を掲げ!
奇々怪々な着替えを教えた教室では!
何で 「7センチ」 のはしょりを強要したのか!
この意味が分かりますか?
この答えは豪華絢爛なガバガバサイズの晴れ着が、
タンス一杯に溢れている現代の感覚では
どんなに知恵をしぼっても本当の答えは見つかりません。
しかし、着付け教室が日本に誕生する前の、
古い銘仙やウール着物を見れば直ぐに分かりますよ。(*^_^*)
そうです!
昔の着物には7センチのはしょりが出せる着物など、
よほどのお金持ちのタンスをひっくり返さない限り、
そんな豪華絢爛で長い晴れ着など一枚も無かったのです。
もしも、そんな無理難題を真に受けてしまったら、
詐欺師の考えた決まり事は、
すべてがお金に化ける魔法の力を得るのです。
普通に考えれば、
着物姿に一つの手本などあり得ないのです。
普通に考えれば、
着替えを着付けとは教えないのです。
普通に考えれば、
同じ洋服姿を強要されたら怒ります。(*^^)v
もしも百年前におかしな詐欺師が現れたら、
「トメさん!大変だよー!」
「エッ!何かあったのかい!」
「着物のはしょりは7センチが決まり事らしいよ」
「なに言ってるんだい!そんな事を言われたって
私の背丈はそんな急には縮まらないよ!」(爆笑)
「だから!着物を長くするしかないんだよ!」
「エッ!着物の裾に布を足すのかい!
そんな事したらせっかくの着物が台無しだよ」
「ならお腹で切って布を足したらどうだい!」
「それこそ罪の無い着物が切腹だよ!
どこの馬鹿がそんな事を言っているんだい!」
「お上の認可した学院のお達しだと聞いたけど・・・・・」
全員 「お上がそんな馬鹿な決まり事を許す訳ないよ!
あ〜驚いた、あんたがボケたのかと思ったよ〜」
昔も今も・・・・・
大人が普通の常識で会話をするだけで良いのです。(*^^)v
「着物を通して、
真剣に遊ぶ子供達の笑顔は輝いてます。」
「着物を通して、
深刻に悩む子供達を育ててはいけません。」
あきこさんへ
これからもお姫様になって子供達の笑顔を大切に育てて下さいね。
また遊びに来て下さい。(*^_^*)
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おはしょりの記事を読んで、なるほどーでした。
私は不器用で、着付けしてもなんとなくモコモコ、特におはしょりのモコモコがうまく処理できません。(中で三角に折り上げるとか?)
これでもいいのかなと思ってますが、おはしょりをビシッと綺麗に出来たらいいのかなとも思います。
おはしょりの憂鬱とでもいいましょうか。
周りの着物上手な人には直されるのがこわいのですがね。
着物に着替える時に一番大切な事は何か分かりますか?
それは手にした着物を着付けていると思わない事です。
これは日本中の人が当たり前のように言わされている事ですが、
自分の体にバスタオルを巻くのは造作も無い事だと思います。
しかし、大きなシーツを手渡されこれを体にシワのない様に巻き、
シーツを留める紐は背中で飾り結びにしなさいと言われたら、
ベーグルさんはどうしますか?
普通なら
「大きなシーツを体にシワのない様に巻いて、
見えない背中で飾り結びをする意味は何ですか?」
と誰でもその行為に違和感を覚えます。
日本中の人がおかしな事を当たり前のようにやらされていても
何の違和感も感じない理由は「着付け」や「自装」の言葉なのです。
昔の着物はコーリンベルトも必要の無いサイズに仕立てられています。
それはバスタオルを体に巻くのと同じ感覚になるのです。
ベーグルさんの手にしている着物がバスタオルなのかシーツなのか?
ベーグルさんの手元にはどんな着物があるのか?
どの着物を着てもおはしょりがモコモコしてしまうのか?
おはしょりがモコモコする原因は大き過ぎる着物の場合がほとんどです。
これも着慣れてくれば自然におさまってしまうものなのですが、
先ずは手にしている着物がバスタオルなのかシーツなのかを知る事です。
それが分かればシーツにはシーツの巻き方の工夫が生まれます。
「ただ着替えを着付けだと考えてしまうとこれが出来ないのです。」
それは無意識でも着付けだと思うだけで、
本を片手に頭を使いながら着替えている人がほとんどなのです。
遊びに来ている子共達がどんな着物でも着こなしてしまうのは、
最初から着替えを着付けと考える概念が無いからです。
「着付けだと考えてしまうと手にした着物よりも手本を探すのです。」
「着替えだと思えば手にした着物の大きさを見ながら、
自分なりの工夫で巻くのは自然な事になるのです。」
あまり参考にはならなかったと思いますが、
先ずは手にした着物と会話をして下さい。
また遊びに来て下さいね。(*^_^*)
ロングドレスとして着物を垂らして着る姿、とても優雅ですね。特に5枚目の写真が上品で素敵だと思います。
師匠にコメントをいただいて勇気が出ました。私が頻繁に着物を外に出すようになると、2歳の娘が「お雛様みたい!お姫様みたい!」と興味を示しました。今では襦袢を体に巻きつけてお姫様ごっこをして遊んでいます。
ところで、襟合わせについて教えていただきたいことがあります。
私は低身長のいかり肩です。補正せずに普通に着ると、衣紋が抜けず襟がかなり鋭角になって粋っぽくなってしまいます。男性の襟もとのようになります。
可愛い感じの着物が好みなので、柄と着方がちぐはぐなようでイマイチ自信が持てません><(逆に渋い縞などは良く褒められます)
洋服でも好きな服と似合う服は違うように、諦めるしかないのでしょうか。着物の雰囲気に合った着方のコツがあればぜひ教えていただきたいのですが、いかがでしょうか?
これはもう
昨日コメントを読みながら「エライコッチャー!」
う〜ん、明日は蒲郡のスーパー銭湯は諦めて、
母親をデイサービスに送り出したら名古屋に帰らねばー!
と、こんな思いで今朝は名古屋に帰りコメントを返しております。(*^^)v
アッ、衣紋の抜き方はまりさんには申し訳ないのですが、
はっきり言ってどうでも良かったのです。(^_^;)
3月3日に2歳の娘さんが襦袢を着てお姫様ゴッコをしている!!!!!!
「これはエライコッチャー!」となったのです。
これからは更新で続きを書きますね。
また遊びに来て下さい。(*^_^*)
私も現代のおはしょりの始末ってなんだかなあといつも思います。下げたり、あげたり、何のことかしらって。私はゆかたもお散歩きものもささっとしゃんしゃんと着るのが好きです。すっきりした胸元、あとはまあいいかげんで。
また来ます。
ある日〜初めてコーリンベルトなるものを使いました。
小物整理していていたらでてきた見慣れないもの…(着付けセットを通販で買った残り…)なんだろうと思ったらコーリンベルトでしたー。
普段は衣紋抜きは長襦袢に直付けしたゴムをお手製衣紋抜きに通して固定なので…着てみたけれど、手間でした。
これは長襦袢を着ないで洋装MIXで着る時にウールの着物のとかの襟元固定かなあなんて思いましたが、結局洋装MIXで着るにしても洋装の生地で長着がいい感じで止まるので必要なくて…(^^;;
お端折りもプレタのリサイクルが余りにも長いときは、着てから織り込んで腰紐に挟んで処理したりしちゃってます。
普段から短めに着るのが好きなので、プレタは余るんですよ〜(笑)
先日は逆に柄がめっちゃ気に入って入手したものが身丈が足りなくて、裾に幅広レースを縫いつけて長さを足してかわいくしちゃいました(^o^)
着物は小幅の布を直線裁ちにして繋ぎ合せ、
体を包む一枚の大きな風呂敷にしただけの衣服です。
現代のように着る形を決められなければその着こなしは無限に広がります。
短い着物は大きくはしょってブーツを履けば歩きやすい着物姿になります。(*^_^*)
日本人が千年以上も飽きずに着物を着続けた理由は、
受け継がれた着物の温もりとそれを着こなす工夫から生まれる着物姿が、
おしゃれの基本になっていたと思います。
昔の人が現代の着物文化を知ったらどんな気持ちになるのでしょうか。
たった一つの着物姿を強要され、
その着物姿にならない着物や帯はすべて処分されているのです。
そんなお馬鹿な文化を考え出した人達が、
着物の有識者として君臨しているとしたら、
若い人達は意味を知って楽しく生きる知恵を持たなければ大変です。(^_^;)
皆さんの楽しい着方の工夫こそ着物文化本来の姿になるのです。
受け継がれた着物を粋に着ようとすればその工夫は無限の組み合わせになります。
こんなに楽しい衣服文化は世界中を探してもありません。(*^^)v
これからも楽しい着方の工夫を教えて下さい。
また遊びに来て下さいね。(*^_^*)