2015年10月05日

着物は何のために、誰のために着ているの?(*^_^*)

土曜日の小庵「着らく」での珍事。

ワイワイ、ガヤガヤと遊びに来ている子が着替えている最中に、
「ピンポーン」とチャイムが鳴り玄関に見知らぬ男性の人影。

私が「ほ〜い、誰だー」と声を掛けると、
玄関を開けて顔を出したのは飛び込み営業の男子君!
玄関先でいきなり必死な形相で営業トークを始めるので一言。

「君は昼を食べたのか?」

「まだです」

「なら上がりなさい」

「エッ、入っても良いんですか?」

すると遊びに来ている子がちゃぶ台の上をバタバタと片付け始めるので、

「別にそのままで良いぞ〜」(*^_^*)

26歳になる営業男子君は私の手作りシチューを食べながら、
また営業トークを始めようとするので、

「いいか、私は遊びに来る人は大いに歓迎するけどな、
 この場所にも一つだけ決まり事がある」

「???????なんですか?」

「この場所で仕事だけはするな、分かったか」

「はい」

それから20分ほど彼は仕事に対する思いと20年後の夢を語ってくれました。

彼の話は来年には社会人になる子供達にとって学ぶ事は多かったと思います。(*^_^*)

飛び込み男子君の帰った後で私の反省・・・・
アッ、彼は遊びに来たわけでは無かった!
玄関先で「今は忙しい」の一言で済ませれば良かったのかな?(^_^;)

そんな土曜日の小庵「着らく」です。
背中の帯はどんなに着慣れた4年生の子でも、
自分で結ぶには硬くて結びづらい帯もあるのです。
そんな時は無駄な苦労をする事も無く、一言。

「誰かー、お願い!」

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楽な着こなしと着心地の良さしか知らない子供達には、
お茶会でも世間に合せるのは面倒になり始めているようです。
「師匠、この着物好きです!」
時代着物に帯枕を使わない角出しでお茶会に行きたがるのです。

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そもそも戦後の日本人に、
まるで大昔から受け継がれた着物のしきたりのように、
着付け師の結んだ花柳界のお太鼓結びを正装の帯結びだと教え、
日本人の着物姿は画一的であってシワのある着物姿は恥だと教えたのは、

「どこの誰ですか?」

皆さんはこんな質問をされたら即答できますか?

「卑弥呼?聖徳太子?徳川家康?千利休?」

私は即答できます。

「着付け師の仕事だった背中の帯結びを
 着替えを着付けと偽り自分で結ばせ、
 着物を着るにはそれなりの着方と、
 難しい決まり事があると教えた詐欺師です」(*^_^*)


自分で着物を着るのは、
晴れ着や普段着に関係なく着替えです。

反対に着付け師さんや友達の手を借りれば、
その時点で普段着でも着付けになるのです。

最初から着替えを着付けだと偽り、
おかしな着方と着付け道具を持たされ、
着替えを強要されても困るのです。(^_^;)

こんな常識をもって今の着物文化と向き合えば、
誰でも着物を通して笑顔になれるのです。(*^^)v

今の小庵「着らく」は
温もりと和みに包まれた着物本来の空気に育ちました。

着物を自分で着るのは、
偉いと褒められるような事ではありません。

着物を難しく着るのは、
日本に受け継がれた着物文化の継承では無いのです。

着物は日本人の衣服として簡単に着ることが、
世界一エコで温もりのある日本の着物文化の継承です。

そんな常識をもって着物に触れている子供達の笑顔は
日本の未来を明るく照らしていると思います。

「おー、不味くてもマズイとは言えない師匠の作ったロールケーキ!」(*^^)v

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この中にやっとロールケーキのコツを会得した私に対して、
「次のオレンジ名札昇格にはシュークリームを食べたいです〜」と言った、
とても素直で可愛い子がいるのです。思わず出た私の一言「鬼だ!」 

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「何で着物を着るの?」  「楽しいから!」

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「何でその着物を選んだの?」  「好きだから!」

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「その着物は誰の?」  「お祖母ちゃんの着物です!」

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昨日は今年大学を卒業した4人も遊びに来ていました。
着物姿にも社会人の貫禄が現れている!!!!!!気がしませんか?(*^^)v
笑いたい時には大いに笑い、泣きたい時には思いっきり泣くのも若さの特権ですよ。
すべての自分が振り返れば楽しい思い出になる時が必ず来るのです。(*^_^*)
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今回の写真の中には初めて着物に触れている子もいれば、
アメリカ留学から帰国して1年ぶりに着物を着ている子もいます。

「誰一人として着物は難しいとか、
 一度覚えた着物の着方を忘れる子などいないのです。
 それは衣服の常識として洋服を着るのは難しいとか、
 洋服の着方を忘れる人などいないのと同じなのです」

昔の私ならアメリカに留学をしていた子にこんな質問をしたと思います。

「オイ、アメリカの大学生も日本の浴衣のように、
 風呂上りのバスローブの着方を習っているのか?」

こんな質問をした時点で私は子供達から
「馬鹿にしないで下さい!」と怒られてしまいます。

何故なら、今の小庵「着らく」には、
わざわざ浴衣(よくい)の着方を習うような常識は存在しないのです。(^_^;)

「晴れ着と普段着の着方は違う!」

「ユニクロの服にはしきたりは無い!」
「シャネルの服は普通には着れないしきたりがある!」
 
遊びに来ている子共達に対して、

「日本中の人達が着物の着れない理由は、
 おかしな詐欺師の言葉を真に受けているだけ!」

過去にこんな馬鹿げた時代があったとしても、
今の小庵「着らく」では良識のある大人として、
子供達には恥ずかしくて言えない過去なのです。
 

アッ、安部総理の発言で理解に苦しむ表現があります。

バブル経済崩壊後の日本を「失われた20年!」と力説されても、
現在二十歳の子供達は失われた日本で生きていた事になります。(-_-;)

できれば、
「この20年は泡遊びに明け暮れた過去を反省する日々でした」
と、謙虚な姿勢で若い人達に過去の反省を伝えてほしかった。

アッ、反省が無いからこの国の借金は増え続けているのかも知れませんね。(^_^;)

着物文化はその時代の日本をそのまま映している気がします。(*^^)v

posted by kiraku at 21:24| 愛知 ☁| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月06日

何で着物を着るの?(*^_^*)

バブーさん おはようございます。(*^_^*)

遊びに来ている子共達も小庵「着らく」の外に出れば、
それなりに世間の非常識な風を受けているんですよ。

ただ自分の着物姿に受ける風の意味を理解した上で、
その風を包み込むような大きな風呂敷に包まれている事も知っているのです。

最近は何を着て行きたいと言われても、
私は受ける風の意味を伝えるだけで何も言わないようにしています。

今の小庵「着らく」の空気は、
私がすべて世間に合せなさいと口にすれば、
子供達は間違いなく着物を脱いでスーツにします。

子供達がお茶会に着物を着て行くのは、

「スーツより着物の方が楽しいから着て行くのです」
(*^^)v !(^^)! ヽ(^。^)ノ ヽ(^o^)丿

「これは普通の常識だと思いませんか?」

お茶会や晴れの場に着物を着て行く理由が、

先生に言われたから、周りが着物だから、
親の見栄があるから・・・

「自分の意思など存在しない馬鹿げた理由です」

小庵「着らく」の子供達はどんな着物を着ても、どんな形で着ても、
その着物が包んでいる心は台風並みの風にさらされても凛として揺るがないのです。(*^^)v

世間の非常識が変わらなくても、
それを受ける人の心が負けなければ良いのです。ヽ(^。^)ノ

また遊びに来て下さいね。(*^_^*)

posted by kiraku at 08:15| 愛知 ☁| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

着物との会話は楽しいですよ。(*^_^*)

柴犬女子19歳さん こんばんは (*^_^*)

コメント欄があまり長く繋がると読むのも大変になるので更新でお答えします。

ご質問の
「自身の持つ最大の疑問は、おはしょりはなぜあるのか、なければはおるだけ巻くだけでいいのに、
 そうすればワンピースのようにもっと気楽に着られるのでは、です。

 同じ疑問を持つ人はいるようで、我流でおはしょりを縫ってネットにアップしている人がいました。

 昔の人は日常着は縫ってたよ、という人もいました。

 しかし、おはしょりは裾が上までまくれるのを抑える働きを持つ、そういう意味で必要
 (だから縫ってはいけない?)、と主張する人もいました。」

この質問にお答えする前に、
柴犬女子さんのように私の伝える形は抽象的には理解できても、
具体的には混乱している人は日本中に大勢いると思います。(^_^;)

遊びに来ている子共達は柴犬女子さんと同世代になります。

なぜ遊びに来ている子共達は着物を簡単に着ているか分かりますか?

それは柴犬女子さんの最初の言葉で着物を着ているからです。
「おはしょりはなぜあるのか、なければはおるだけ巻くだけでいいのに、
 そうすればワンピースのようにもっと気楽に着られるのでは、」


要するに世間の言葉よりも

「手にした着物と帯をいかに楽な形で着こなすか」

自分の着る着物を他人から一々指図されるのは、
普通に考えれば余計なお世話だと思いませんか?(*^^)v

昔も今もはしょりの出ない着物もあれば、
反対にはしょりの出過ぎる着物もあります。

古い着物ほど裄は足りてもはしょりの出ない着物は多いのです。

着物で毎日過ごしていた人達にとって、
長過ぎる着物を嫌っていた理由もあるのです。

この女性の着物をはしょったとしても、
おそらく7センチのはしょりは出ません。
何故なら、
7センチもはしょれるほど長いと大奥の廊下でない限り、
一般家庭の廊下では裾さばきの始末が悪いのです。
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当時でも7センチのはしょりが出せる着物は、
花柳界のお姉さん達の着物なら今の形ではしょれます。
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今の日本で着物を着ている姿をフランスで例えるなら
庶民がマリーアントワネットのロングドレスを着て
長過ぎて外は歩けないと文句を言いながら、
ロングドレスをはしょって着ている姿になるのです。
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百年前のこの女性が着ている着物は晴れ着です。
何ではしょりの紐をわざわざ見せているか分かりますか?
長い着物を着ていた人達にとって、
はしょる行為そのものが貧乏臭くて見苦しかったのです。
だからこの女性は
「私は写真館へ行くために長い着物をわざわざはしょったのよ」
と示したかったのです。
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同じ百年前でもギャル達は長い着物を示すために
はしょりを長く出して自慢していたのです。
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何が言いたいのかといえば、
今の日本で着物を着るには、
見知らぬ誰かの言葉が気になるのは当然です。

しかし、自分で衣服を着替えるのに、
一々誰かのお伺いを立てなくては着られないとしたら、
着る前から窮屈な形になってしまいます。

遊びに来ている子共達は世間の目より、
手にした着物と帯から着方を学んでいるのです。

昔の着物を見れば晴れ着でも
はしょって縫い上げてある着物もあれば、
広襟をバチ襟に縫ってある着物もあります。

「何で?」「何で?」等と考えても・・・ 

「それは着ていた人の着やすい形なのです」(*^^)v


小庵「着らく」では、
長い着物はロングドレスだと理解して
はしょらずに着物を着る子もいます。

しかし、その形で外に出ないのは
裾を持ち上げて歩く方が大変で面倒だから!

これが長い着物をはしょる理由です。(*^^)v


楽しい着方の参考になれば幸いです。(*^_^*)
posted by kiraku at 20:59| 愛知 ☁| Comment(13) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月13日

日本人にとって着物は洋服よりも身近な衣服!(*^_^*)

日本人にとって着物は平安時代から着続けた衣服です。
今日のタイトルは当たり前すぎて意味不明!!!!!!ですね。(^_^;)

洋服を着るのに

「今日は面接だからリクルートスーツ・・・あれ?
 リクルートスーツはどうやって着ればいいのかな〜
 お母さんリクルートスーツの着方教えて!」

「お母さんが就活をしたのは20年以上も前だから忘れたわ」

着物を洋服に置き換えると、
日本中でこんな会話が当たり前のようにされているのです。(^_^;)

着物文化もおかしな着替えを強要されて40年以上になります。
今の小庵「着らく」は、
日本中がおかしな着替えを強要される前の空気に戻っただけです。(*^^)v

「今日は留袖を教えるぞー!」

等と私が号令をかけても意味が無いのは、小庵「着らく」の棚には
振り袖、小紋、時代着物、ウール着物まで混ぜて積んであります。
好きな着物を好き勝手に選んで着ている子供達には、
どれが留袖でどれがウール着物かも分からずに着替えているのです。(^^ゞ

手にした着物や帯と会話をすれば、
自然な形で着こなしの世界に入るのです。
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「今日は袋帯を教えるぞー!」

等と私が号令をかけても意味が無いのは、
手にした帯の長さと硬さで結ぶ形を決めているのです。
「袋帯だから二重太鼓!」
こんな言葉には何の意味も無いのです。(*^^)v

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「着物を着たら礼儀作法を教えるぞー!」

等と私が号令をかけても意味が無いのは、
着物を着たら日本女性として行儀良くしないと・・・
「ハァ〜、それは完全にパワハラですよ」の一言です。(^_^;)

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着物は普通に着れば笑顔に溢れる!
大人はその笑顔のお手伝いをすれば良いのです。

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自分の意思で着物に着替えれば、
楽な着こなしと無限の着物姿に出会えます。


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他人の言われるがままに・・・
意味も分からず着替えをすると・・・
センチの単位で同じにしなさいと言われ、
画一的で奇々怪々な着物文化になるのです。

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今の着物文化は、
親が子供に伝えられないのではありません。

「親として子共には伝えたくない着物文化なのです」


袋帯と名古屋帯の名前を知らなくても、
手にした帯と会話をすれば普通に結べる!

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日本人にとって洋服の常識は、
そのまま着物の常識でもあるのです。(#^.^#)

これからの日本は、
シャネルの着付け教室が日本に初上陸する時代です。(*^^)v

エッ!パリにもシャネルの着付け教室は無い!(T_T)

小庵「着らく」改め
「此処シャネルの着付け教室」を創りますか〜(#^.^#)

posted by kiraku at 19:06| 愛知 ☀| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月25日

着物は楽しい! ヽ(^。^)ノ それとも苦しい? (T_T)

今日のタイトルは衣服の常識で考えれば意味不明!!!!!ですね。(^^ゞ

そうです!
苦しさに耐えながら服を着ている人は世界中を探しても珍しいのです。

もしも苦しさに耐えながら・・・
洋服を着ている人がいるとしたら・・・・

「急に太ってしまい去年のスカートがーーーーー!」

「細く見せる為の細見せコルセットがーーーーー!」

「娘のズボンを借りて無理にはいたらーーーーー!」

しかし着物の場合はご安心ください。
着物は四角い風呂敷を体に巻くだけの衣服です。ヽ(^。^)ノ

「急に太っても30年前の着物でも大丈夫!!!!」

「わざわざ細く見せる必要もないから大丈夫!!!」

「曾御祖母ちゃんの着物を借りても大丈夫!!!!」

着物を着ると楽しい笑顔しか存在しないのです。(*^^)v


大人がこんな当たり前の常識を伝えるだけで、
日本中の子共達は着物を通して笑顔になれる!


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私がこの子供達と同じ世代に出会った大人は、
着替えを着付けだと教える「常識の無い」
有識者と言われる人で溢れていた気がします。(T_T)

今はそんな過去の反省をするだけで良いのです。

日本人として「着物は難しくて着られない!」

こんな馬鹿げた文化を創り上げた反省をするだけで、
着物は日本中の子供達を笑顔にする力があるのです。

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今日の小庵「着らく」の爆笑ネタ!

「オイ、シュークリームと思うなよ!
 今日はシュー饅頭だー!!!!!」(*^^)v
先週の試行錯誤の末に本番で見事に失敗!!!!!!(^^ゞ
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オヤツを食べたらマツコで洗い物当番を決める!

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私はこの子達に簡単なコツを伝えただけです。
着物の着方や帯結びを教えた事はありません。

何故なら、
この子にはこの子の着方があるのです。

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この子にもこの子の着方があるのは当たり前!

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この子達に流派を問えば・・・
我流しか無いのです。(#^.^#)

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周りの大人が過去の反省をするだけで、
着物の流派は日本人の数だけ存在するのです。

その名は 「我流」 ヽ(^。^)ノ

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着物文化に巣食う
常識の無い有識者ほど
質の悪い存在はありませんでした。
 

と・・・今は遠い過去の思い出です。(*^_^*)
posted by kiraku at 23:18| 愛知 ☀| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする